親が実の子どもに薬物を飲ませ中毒死させたという悲惨な事件。当時4歳の次女・美輝ちゃんに有害な薬品を摂取させ殺害したとして、細谷健一・志保容疑者が逮捕されました。
容姿からは父親である健一容疑者が強そうなイメージですが、意外にも母親である志保容疑者のほうがサイコパスであったという情報が多々報じられています。
細谷志保容疑者はどのような人物なのか、生い立ちを調べてみました。
細谷志保の生い立ち「幼少期から母親といい関係ではなかった?」
細谷志保容疑者については現在、健一容疑者と結婚する前の生い立ちについては明らかになっていません。しかし、細谷志保容疑者は実の母親といい関係ではなかったのではないかと考えられます。
母親からネグレクトを受けていた可能性
実の子どもに対しネグレクトしていたという細谷志保容疑者。自らもネグレクトを受けていた可能性があります。
子どもをネグレクトする親の特徴がこちら。
- 情緒が不安定で感情のコントロールができない
- 自分自身もネグレクトされて育ってきた
- 良好な夫婦関係が築けていない、または一人親家庭である
- 理想が高く完璧主義
細谷志保容疑者は最後の項目以外は全て当てはまる可能性がありそうですね。ネグレクトを受けて育った母親は、正しい育児の仕方が分からないと共に、子どもは親が支配するもの、できるものだとも思っているそうです。細谷志保容疑者もそうであったと考えてもおかしくはありませんね。
片づけができないだけでなく異常な感覚の持ち主「まさにサイコパス」
細谷志保容疑者は育児だけでなく片づけや家事についてもあまり得意ではなかったようです。こちらが細谷家族が住んでいた自宅マンション部屋の前の様子です。
健一容疑者の親族は、健一容疑者の母親から志保容疑者について以下のように聞いていたそうです。
(集英社オンラインより)
- ふだんは家でゴロゴロしてるだけで、洗濯も炊事も掃除もまったくやらない
- 健一容疑者が子どもを幼稚園に連れていくしかなく、ご飯も食べさせないといけない
- 健一容疑者が全部の家事や子どもの面倒を見ていた
現在は女性が育児や家事を全てやらなければならないという時代ではないですが、さすがに何もしないのは問題ですよね。
細谷志保容疑者は病気の疑いもあるため、それにより家事や育児ができないとも考えられますが、そもそも家事のやり方を両親から学んでいない、また、自らがそのような環境で育ってきたとも考えられます。
さらにこのゴミの山からは、亡くなった美輝ちゃんの骨壺も見つかっています…。健一容疑者の家族の位牌もゴミにまぎれ放置された棚の中に置かれているそうです。
これは異常ですね。自分の子どもの骨壺をゴミと同等に扱うなんて、強い憤りを感じます。それをよしとしているのですから、やはり志保容疑者だけではなく健一容疑者にも問題はありそうです。
【追記】細谷志保の両親は?
細谷志保の母親「母子2人で松戸市のアパートに住んでいた」
細谷志保容疑者は結婚前、千葉県松戸市のアパートに母親と住んでいたようです。十数年前に母親が父親と離婚して転居してきたとのこと。また、転居前の志保容疑者の出生地や出身校などはまだ明らかになっていません。
母親は志保容疑者が結婚して程なくして亡くなったそうです。
細谷志保容疑者の父親「児童相談所から出された条件で監護者に」
細谷志保容疑者は、自らの父親に美輝ちゃんを含めた子ども3人の子育てを任せていた時期がありました。その時の詳細がこちらです。
- 2019年3月、志保容疑者が夫婦喧嘩の果てに自室のベランダに放火する騒ぎを起こす
- 児童相談所は美輝ちゃんを含む子ども3人を保護
- 弁護士を立てた細谷夫妻によって子どもたちは自宅に戻される
- 児童相談所が子どもを返す条件として、ちゃんとした監護者をつけることを求める
- 生活能力のない志保容疑者は、自らの父親に子育てを任せた
この時期はすでに志保容疑者の母親が亡くなっているため、両親の離婚後離れて暮らしていた父親に助けを求めるしかなかったのですね。志保容疑者の父親はこの時北海道に在中していたようですが、娘の頼みに駆けつけてくれたとのこと。
美輝ちゃん含む3人の孫を育てていた時期もあるとして、週刊文春から取材を受けた細谷志保容疑者の父親はこのように答えています。
Q:亡くなった次女の美輝ちゃんはどんな子だったか。
優しくてね。子供らしい子供ですよ。孫はみんなかわいいよ
Q:志保容疑者は自宅に火をつけたことがある。
火をつけたっていってもベランダだよ
Q:子供は施設に引き取られていたこともあった。
バカな話だよ。自分の子供を育てられないんだから
孫のことはかわいいと思っていたようですが、回答に少々世間との感覚のズレも垣間見られます。娘を守りたいという思いからなのでしょうか…?
志保容疑者の父親は、子どもの送り迎えを夫の健一容疑者に任せっきりにしている娘の態度が目に余り、「子育てをきちんとするべきだ」と叱責したこともあったようです。志保容疑者はそれに対し約9000字に迫る長大なLINEを父親宛に書き、激しく反発したとのこと。
細谷志保のインスタやfacebookなどのsnsアカウントは?
細谷志保容疑者のインスタやFacebook、Xのアカウントは確認できませんでした。
もともと大人しい性格だったこと、若くして水商売で働いていたこと、出産後は育児ノイローゼの状態だったこともあり、SNSに関わる機会がなかったのかもしれませんね。
細谷志保の仕事は?
細谷志保容疑者は夜の店で働いており、そこで客として来ていた健一容疑者と知り合ったとのこと。以下は健一容疑者の親族の取材です。
2人は“夜の店”で「客」と「従業員」として出会い、親しくなった。
「たしか体を密着するような接客業の店かなんかで出会ったらしくてさ、Iも猛反対したんだけど、そのまま結婚しちゃってさ。それまでケン坊の教育には相当力を入れてきたから、もうちょっと別の女性と結婚してほしかったんだろうね。
集英社オンライン
健一容疑者は、志保容疑者の「太客」だったそう。
太客(ふときゃく)とは、水商売などで多額のお金を使う客を指す業界用語だそうです。
細谷健一・志保容疑者が結婚したのは2009年。2024年2月現在、細谷志保容疑者は37歳。ですので、志保容疑者は22歳前後のときに結婚したことになりますね。
健一容疑者が志保容疑者の太客になるまでの期間や結婚に至るまでの期間を考えると、志保容疑者は高校を卒業してすぐに水商売で働いていたと考えられます。
高校にも行っていたかどうかは不明ですが、高校卒業後すぐに水商売を始める人には、以下のような理由があると言われています。
- お金を稼ぎたい
- お酒を飲むのが好きなため
- 前から憧れていた
- 友人や知人の紹介
- 経済的に自立したい
- 早く独り立ちしたい
- 将来就きたい職業が決まっている
もし、細谷志保容疑者が「お金を稼ぎたい」「経済的に自立したい」「早く独り立ちしたい」という理由から水商売をしていたのであれば、母親、または両親とあまりいい関係ではなかったという証拠になり得るのではないでしょうか。
細谷志保がサイコパス母親になるまで
志保容疑者は今回被害にあった美輝ちゃん含め3人の子どもを授かっています。
- 第一子長男…27歳前後で出産
- 第二子長女…29歳前後で出産
- 第三子次女(美輝ちゃん)…33歳前後で出産
美輝ちゃんが生後2か月の時に志保容疑者のベランダ放火騒ぎがあり、子ども達は児童相談所へ。その離れていた1年という期間が、志保容疑者の美輝ちゃんへのネグレクトを強めた原因とも言われています。
「志保は自分たちの元を離れて福祉施設で生活してきた我が子を指して、『変に躾けられて、もう自分の子ではない』と言っていました。中でも、急速に愛着を失っていったのが美輝ちゃんでした」
文春オンライン
長男・長女に関しては、たとえあまり世話をしていなかったとしても赤ちゃんの時の様子を見ているため、やはり多少の情を感じていたのでしょう。
美輝ちゃんに関しては、本当に「自分の子ではない」という感覚だったのでしょうね。健一容疑者の弁護人によると、事件前、志保容疑者が健一容疑者に「美輝ちゃんがかわいくない」という趣旨のメッセージを大量に送っていたそうです。志保容疑者は周囲の人に対しても「(美輝ちゃんが)かわいくない」と話していました。
自らが生んだ子どもを「可愛くない」と思うのは、悲しいことではありますが、志保容疑者の精神面や育児能力からして避けられなかったのかもしれません。しかし、そうであるならば児童相談所から無理に引き取らずに、助けを求めてそのまま見てもらえるようお願いする手段もあったのでは…と胸が痛みます。
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